美味しく飲んで効果倍増!?青汁の飲み方を全解説

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青汁の基本の飲み方

青汁には大きく分けて二種類存在します。一つは安価で使い勝手の良い「粉末青汁」、もう一つは生の青汁に近い栄養素が魅力的な「冷凍青汁」です。それぞれの飲み方について説明します。

 

粉末青汁の飲み方

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「粉末青汁」は液体によく溶かしてから飲みます。シェイカーと呼ばれる専用のボトルを使うと素早く混ざるので便利です。
また、水だけでなくいろいろな液体に混ぜることができるので飽きずに飲み続けることができます。

 

冷凍青汁の飲み方

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「冷凍青汁」は青汁をそのまま冷凍しているので混ぜたりする必要がありません。
しかし冷凍されているため飲める状態になるまで数時間かけて解凍しなければなりません。解凍されたものはそのまま飲むことができます。
味のアレンジはききませんが、生の青汁に近い栄養素を摂ることができます。

 

このように青汁はそれぞれの特性に合わせて選ぶことができます。

 

 

あったかい青汁を飲みたい方は…

また、冷えに悩む女性は、「青汁をホットで飲んでみたい!」と考える方も多いと思います。
しかし実際ホットで飲むとなると、「青臭さが際立って飲みにくくなりそう」、「栄養素が破壊されるのでは?」と不安に思うかもしれません。

 

そんな方に栄養素が破壊されない方法や飲みやすい方法を紹介します。

 

まず、ホットにする場合に注意すべきなのは温度です。なるべくそのままの栄養を残すための目安の温度は「人肌」です。
少々の栄養素の変化はあるかもしれませんが、必要最小限におさえることができます。温度が高すぎると栄養素が破壊されてしまうので、熱々にしてしまうのはNGです。

 

粉末青汁

そしてホットにする場合に使用したいのは粉末青汁です。その理由として飲みやすさがあげられます。
先ほど説明した通り冷凍青汁は粉末青汁に比べて豊富な栄養を含んでいますが、生の青汁に近いことから温めると飲みにくさが倍増してしまいます。
元々水分が含まれているので他の飲み物と混ぜて味を変えることも難しいです。
そんな冷凍青汁と違い、粉末青汁は液体と混ぜることを前提として作られているのでホット青汁に向いています。

 

以上のことからホット青汁で栄養素が破壊されにくく、飲みやすくなる方法としておすすめなのは、ホットミルクに混ぜる方法です。
ホットミルクといっても熱々ではなく人肌程度に温かいミルクに粉末青汁を溶かすのです。これで飲みやすく栄養もとれるホット青汁が出来上がります。

青汁を美味しく飲む基本的な方法と相乗効果

青汁を美味しく飲むためには何と混ぜればいいのか知りたい方が多いと思います。
ここからは青汁を美味しく飲めて、青汁だけ飲むよりも相乗効果が得られる方法をお話しします。
どれも飲みやすいと評判のある飲み方なので、気になる効果に合わせた飲み方をぜひ試してみてください。

 

 

青汁とフルーツジュース

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妊活中の方にオススメなのが青汁とフルーツジュースを合わせて飲む方法です。青汁と相性の良いフルーツジュースはグレープフルーツジュースやオレンジジュースです。
これらのフルーツジュースにはビタミンCが豊富に含まれています。青汁に含まれている亜鉛はビタミンCと一緒に摂取することにより吸収率が上がります。

 

亜鉛には排卵を促したり子宮内膜を厚くし着床しやすくする黄体形成ホルモンや、卵胞を育てたり生理不順を治したりする卵胞刺激ホルモンなどのホルモンバランスを整える役目があり、妊娠しやすい体を作ることができるといわれています。
わざわざ亜鉛のサプリメントを摂らなくても、青汁とフルーツジュースを組み合わせる飲み方をしていれば亜鉛をたくさん吸収することができるのです。

 

※注意点※
りんごジュースやぶどうジュースは青汁と味の相性が悪いです。
グレープフルーツジュースやオレンジジュースのようにある程度酸味がないと青汁独特の味が消せません。

 

また不妊治療中の方が亜鉛摂取目的のために青汁を飲む場合は、服薬との兼ね合いもありますので必ず主治医へ確認を取って下さい。

 

青汁と豆乳を混ぜて飲むメリット

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便秘に悩む人にオススメなのが青汁と豆乳を混ぜる飲み方です。
豆乳には「無調整豆乳」と「調整豆乳」の二種類がありますが、ダイエットをしている人は不必要な糖分が含まれていない無調整豆乳を選ぶとよいでしょう。
ダイエット中ではない方は調整豆乳の方が飲みやすいのでおすすめです。

 

豆乳には大豆由来のオリゴ糖が含まれています。
このオリゴ糖は腸内の善玉菌の栄養となり、腸内環境をよくする働きがあります。
また、青汁に豊富に含まれている食物繊維もオリゴ糖と同じく善玉菌の栄養となり、腸内環境をよくする働きがあります。
このことから青汁だけで飲むよりも豆乳を混ぜて飲むことでさらに腸内環境が整うという相乗効果が期待でき、便秘が解消されるでしょう。

 

※注意点※
大豆アレルギーのある方はもちろん飲まないでください。
また、胃腸が弱く、お腹を下しやすい方も豆乳とは混ぜないほうが良いでしょう。
オリゴ糖や食物繊維などが腸内環境を良くするといっても、効きすぎると反対に下痢を起こしてしまう場合があります。
健康な人ならそこまで心配はいりませんが、お腹の弱い方は違う飲み方で飲んだほうがよいでしょう。

 

青汁と牛乳を混ぜて飲むメリット

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カルシウム不足を気にする方にオススメなのが青汁と牛乳を混ぜる飲み方です。
カルシウム不足というと骨に影響があるイメージですが、実は爪にも影響が出てくるのです。
日々ネイルなどにより爪を酷使している人は知らず知らずのうちに爪にダメージが与えられています。
最近爪が折れやすいなと思ったことはありませんか?それはカルシウム不足によるものかもしれません。

 

そんなカルシウム不足を救ってくれるのが青汁と牛乳の組み合わせです。
牛乳には比較的脂質が多く含まれているため、ダイエットをしている人は低脂肪乳を選ぶと安心です。

 

牛乳にカルシウムが豊富に含まれていることは有名ですが、青汁にもたくさんのカルシウムが含まれています。
このことにより、それぞれをそのまま飲むよりも、青汁と牛乳を合わせて飲む方が一度にたくさんのカルシウムを摂ることができます

 

※注意点※
牛乳を飲むとお腹を下しやすい人は飲まないほうが良いでしょう。
また、青汁の食物繊維により牛乳のカルシウムが吸収されにくくなるという心配が良くされていますが、これは大量の食物繊維をとった場合の話です。
普通の量の青汁を普通の量の牛乳と混ぜて飲む場合はそこまで気にしなくても大丈夫でしょう。

 

青汁とヨーグルトを混ぜて飲むメリット

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豆乳と混ぜる飲み方と同じく、便秘に悩む人にオススメです。
ダイエットをしている人は低脂肪のものを選ぶと脂質を摂りすぎず安心です。
飲むタイプのヨーグルトだと糖分が多く含まれているので飲みすぎには注意です。

 

ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれています。
乳酸菌は善玉菌の一種です。乳酸菌を摂ることにより腸内環境を良くすることができます。
そして青汁に含まれている食物繊維は乳酸菌を含む腸内の善玉菌の栄養となります。
このことによりヨーグルトだけ食べた時よりも青汁を混ぜることにより善玉菌の栄養も一緒に摂取することができ、その相乗効果でさらに腸内環境を整えることができます。
このことにより便秘解消への効果が期待できます。

 

※注意点※
豆乳や牛乳と同じくお腹を下しやすい人はおすすめできません。
どうしても試してみたい場合は水で作った青汁に少量混ぜてみるなど、徐々に増やしながら様子を見てください。

青汁の目的別の効果的な飲み方

ここからは青汁をさらに効果的に飲むために、青汁を飲む子供から大人まで幅広い年代の方のために、効果的な飲み方や効果的な飲む時間帯などについてお話しします。

 

1子供が美味しく栄養補給ができる飲み方

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野菜嫌いの子供に青汁を飲ませたい!と思う親御さんが多いかと思います。

 

子供でも飲みやすい方法は、ヨーグルトに混ぜて飲む方法です。
ヨーグルトに混ぜて飲むことにより、青汁からとれる野菜の栄養だけでなく、
子供にとても大切なカルシウムも摂れるという相乗効果があります。

 

カルシウムといえば牛乳ですが、牛乳嫌いの子供が多いですよね。
しかしヨーグルトは子供も大好きなので、朝食やおやつとして出すと喜んで食べてくれるのではないでしょうか。

 

もしヨーグルトだけではなかなか食べてくれない場合は、はちみつで甘みを足すとよいでしょう。
はちみつに含まれるオリゴ糖のおかげで腸内環境も整います。現代の子供は便秘にも悩まされています。
そういった子供は、はちみつのオリゴ糖のおかげで便秘が解消されるかもしれません。

 

※注意点※
副作用などは特に心配いりませんが、小学生以下の子供には1日1杯以上は飲ませない方が良いでしょう。
小さい子供は野菜嫌いといえどまだまだ食べるようになる可能性はあります。小さいころから青汁を野菜代わりに与えてしまうと余計に野菜を食べなくなってしまうかもしれません。

 

また成分の中に食べたことのないものが含まれている場合はアレルギーなどがないか確認するためにまずは少量から飲ませるようにしましょう。

 

2便秘解消やダイエットに効果的な飲み方

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青汁をダイエット目的で飲む場合に、食置き換えダイエットとして青汁を飲む方法を推奨される方がいます。
しかし青汁で置き換えをすると失敗しやすいのです。

 

青汁にはビタミンやミネラルだけでなく食物繊維やSOD酵素などのポリフェノールが多く含まれています。
これらには血液をサラサラにし、代謝を上げ、脂肪燃焼を促進する効果があります。
そのため置き換えをしなくても普段の食事の前に青汁を飲むとダイエット効果がみられるのです。また、食事前に飲むことにより早く満腹感が得られるようになるので、自然と食べすぎを防ぐことができます。

 

※注意点※
ダイエット目的で飲む場合は、青汁に混ぜるものの選び方が重要です。
いくら飲みやすくするためといってヨーグルトと混ぜて大量のはちみつを入れたりするのはNGです。
混ぜるものの栄養素にも注目し、低糖質・低脂肪の食材を選ぶようにしましょう。
同じ牛乳・ヨーグルトなら低脂肪のものを。豆乳なら無調整豆乳を選ぶとよいでしょう。

 

3美容に効果的な飲み方

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ビタミンやミネラルが豊富に含まれている青汁は、美容にも効果があります。
さらに美容効果を得るためにはホットミルクに青汁を混ぜ、夜寝る前に飲むとよいでしょう。

 

青汁の主成分ケールにたくさん含まれているメラトニンには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的です。
メラトニンによりくすみやシミ・シワ・たるみなどの原因である活性酸素を抑制するのです。

 

また青汁に多く含まれている葉酸は古い肌から新しい肌へ生まれ変わるターンオーバーを促進します。ターンオーバーは寝ている間に行われています。
美肌を作るためのゴールデンタイムは夜10時〜2時だと言われています。
この時間帯にしっかりと睡眠をとり、ターンオーバーを促すことが大切です。

 

このことから、夜寝る前に青汁を飲むとターンオーバーに合わせて栄養をとることができます。
また、ホットミルクに青汁を混ぜて飲むことにより寝つきが良くなり、ゴールデンタイムにぐっすりと眠ることができるでしょう。

 

※注意点※
ホットミルクも飲みすぎると脂質の摂りすぎになりお肌のトラブルの原因となるので、気になる人は低脂肪乳にするなど注意しましょう。

4生活習慣病の予防に良い飲み方

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生活習慣病とは、糖尿病や高血圧、脂質異常症など生活習慣の乱れが原因になる病気です。
予備軍も含めると成人の約50%が生活習慣病であるといわれています。

 

そんな生活習慣病の予防にも青汁は効果があるのです。
効果的な飲み方・飲む時間のポイントは「継続できる」こと。
いくら効果がある青汁でも、1〜2週間飲んで終わりだと効果は得られません。
毎日欠かさず飲むことにより体内にとりこむ栄養素が安定し、生活習慣病の予防につながるのです。

 

あまりにも甘いジュースなどに混ぜるのは逆効果ですが、一番飲みやすいと思える方法を探してみましょう。
今まで紹介した飲み方の中にきっと飲みやすいと思える飲み方があるはずです。

 

そして生活リズムに合わせていつ飲むのかを決めましょう。
朝、朝食を摂る習慣のある人は朝食と共に飲むようにすると忘れないのでおすすめです。
朝は時間がないという人は寝る前に飲むとよいでしょう。
毎日同じ時間に飲むように習慣づけると飲み忘れを防げて継続しやすくなります。

 

※注意点※
体に良い栄養をたくさんとることのできる青汁ですが、飲んではいけない人もいます。

 

・腎臓病
腎臓病は、体内のカリウムが排出されない病気です。重症になるとカリウムを体外に出すために人工透析という治療を行います。
腎臓病の人が青汁を飲んでしまうと、排出されないカリウムを摂ってしまうことになるので飲まないようにしましょう。

 

・ワーファリン服用者
心臓や血管の治療を行い、血液を固まりにくくするための薬「ワーファリン」を服用している人がいます。青汁に多く含まれているビタミンKは血液を固まらせて止血する働きがあります。
この働きがワーファリンの効果を弱めてしまうため、ワーファリンを服用している人は飲まないようにしましょう。

 

これ以外にも治療目的で服用中の薬がある方は、青汁を飲む前に主治医や薬剤師に相談すると安心でしょう。

5妊娠中や産後の栄養補給に良い飲み方

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妊娠中、特に妊娠初期には葉酸が必要とされています。
通常の食事だけでは不足しがちなので青汁からも補えると安心です。

 

また、妊娠中は精神が不安定になりやすく、特に夜寝る前に理由もなく不安感に包まれることが多いです。
何度も登場している飲み方ですが、そんな不安感を取り除くために、夜寝る前にホットミルクと青汁を混ぜる飲み方が良いです。
温かい飲み物で体を温めることにより妊娠中に気になる冷えも解消され、ホットミルクと青汁から作られるセロトニンにより安眠効果が得られます。

 

また産後の授乳期にも青汁は大活躍です。
飲み方は飲みやすい方法ならなんでもOK。
ただ、母乳への影響が気になる方は授乳後に飲むとよいでしょう。

 

生後間もない赤ちゃんのお世話をしながら自分の食事をきちんと摂るのは至難の業。
毎食の栄養バランスを考える時間がなくても、不足した栄養を青汁でカバーしましょう。

 

※注意点※
青汁は製品によってはカフェインが含まれるものがあります。妊娠中や産後・授乳中はカフェインの摂取を控えたほうが良いとされています。
妊娠中や産後・授乳中の方はノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。

 

まとめ

青汁,飲み方現代の食生活の問題でもある野菜不足を補える青汁。
そんな青汁は飲みにくいイメージですが、工夫すればとても飲みやすくなることがわかりました。
また、混ぜるものによって相乗効果が生まれ、効果的に栄養を摂ることができます。

 

ぜひあなたのお気に入りの青汁を見つけてみませんか。

 

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