青汁 痛風

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痛風の原因は尿酸

ビールで乾杯

 

ビールなどに多く含まれているプリン体が体内で代謝されると、尿酸という物質に変わります。この尿酸が多い状態が続くと痛風になると言われています。この増えた血液中の尿酸がナトリウムと結びつくことにより、とがった形の結晶になります。この結晶が関節などにとどまり、激しい関節痛をともないます。
発作的にあらわれる関節痛は「風に当たっても痛い」と言われており、「痛風」という名前になりました。痛風にかかるのは、20代以降の男性が多いと言われています。

 

このような恐ろしい痛風にならないための対策として日ごろから以下のことに注意しましょう。

 

  • プリン体を多く含む食材をひかえる
  • アルコールを飲みすぎない
  • バランスのとれた食事をする
  • 野菜をたくさんとり、尿をアルカリ性に保つ
  • 水分を多く摂取する
  • 生活習慣病対策をする

青汁が痛風に効果が良いと言われる理由

緑黄色野菜

尿酸値を下げる為には、尿をアルカリ性にし、尿酸を排出しやすくする必要がある為、野菜の摂取が欠かせません。青汁が痛風に良いと言われている理由は、緑黄色野菜が手軽に摂れる点にあります。

 

また青汁には、尿酸や老廃物の排出を促進するカリウム、尿酸の結晶化や関節などでの炎症を防ぐビタミンA・C、尿酸生成を抑制する葉酸などがバランスよく含まれています。

痛風には明日葉と大麦若葉の青汁が良い

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説青汁の中でも痛風によい効果が期待できるのは「明日葉」と「大麦若葉」が主原料として含まれている青汁を選ぶと良いです。

 

明日葉には「カルコン」「クマリン」という明日葉特有の成分が含まれています。この2つの成分は尿酸をはじめとする老廃物を排出するはたらきがあります。ほかにもルテリオンと呼ばれるフラボノイドの一種に抗炎症・利尿作用があります。これらの作用は痛風の対策にぴ
ったりです。
しかし明日葉にはカルシウムがあまり多く含まれていません。カルシウムは尿酸が結晶化するのを防ぐために重要な栄養素です。このカルシウムが多く含まれているものが「大麦若葉」です。

 

このことから、痛風対策として青汁を飲む場合は「明日葉」「大麦若葉」のどちらも豊富に使われているものを選ぶとよいでしょう。

気になる青汁のプリン体量は?

青汁のプリン体の量は

痛風の症状にお悩みの方は、青汁のプリン体量も気になる方も多いと思います。
プリン体はほとんどの食品に含まれています。

 

もちろん青汁の原料である明日葉や大麦若葉にも含まれています。しかし青汁1杯あたりに換算すると1mg〜2mg程度とごくわずかな量です。
たとえばビール1缶(350ml)だと17mgにもなりますので、青汁との違いがわかりますね。また、ビールはだいたい1杯だけでは終わらないので、合計すると多量のプリン体を摂取していることになります。青汁は1日に1〜2杯程度の摂取でよいので、それでも1日に摂取するプリン体は2〜4mgと少ないので安心です。

 

プリン体そのものが悪いわけではなく、多く摂取しすぎると同時に尿酸も多く作られてしまうため、注意が必要と言われています。

 

プリン体が多く含まれる食材

プリン体が多く含まれている食材として代表的なものが、レバー・白子・たらこ・えび・かつお・牡蠣・魚の干物・ビールなどがあります。

 

痛風対策には、日ごろよりプリン体量の少ない食生活を送るように心がけることも必要です。

 

痛風を対策する為の青汁の飲み方

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説
ハムさんの青汁ダイエット2日目

痛風対策のために青汁を飲む場合、食事と一緒に飲むことがポイントです。
食後だったり、起きたばかりなどは消化器官が100%の状態ではないので、なかなか吸収されなかったりしする為、食事と一緒に飲むことにより、消化吸収が上手く行われます。

 

痛風におすすめの青汁レシピは、豆乳割りです。豆乳の原料である大豆は尿をアルカリ性にする性質があります。尿をアルカリ性にすることにより体内に溜まった尿酸が尿とともに排出されます。

 

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説

次におすすめなのはヨーグルトに混ぜる方法です。これは青汁を飲むことが苦手な人でも青汁を摂取しやすいレシピです。
他にも水分を多くとることを進められているので、多めの水で溶かすこともおすすめです。
甘い飲み物は尿酸値を上昇させる原因となるのでジュースなどで割る飲み方は注意が必要です。

 

痛風を対策の為の食生活と生活習慣

痛風を防ぐ対策としては以下の5つがあげられます。

 

プリン体を多く含む食品の摂取を控える

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説プリン体が体内で尿酸に変わり、この尿酸が増えることにより痛風の関節痛を引き起こしてしまうためよくありません。プリン体はほぼすべての食材に含まれていますが、なるべく少ない食材を選ぶようにしましょう。

 

アルコールを避ける

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説アルコールといえど、プリン体を多く含むビールのみ控えればよいと思う方がいるかもしれませんが違います。アルコールは肝臓を刺激し、尿酸の生成を促進します。この間は体内から尿酸が排出されにくくなり、体内の尿酸量が一気に増加してしまいます。飲みすぎた翌日に痛風の発作が起こる人が多いのはそのためです。

 

水分を十分にとり、尿を増やす

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説尿酸は尿により体外へ排出されます。そのため水分を多く摂り、尿を増やすことによりより早く体外へ排出されるのです。また腎臓の中に尿酸がたまってしまうのを防ぐことができます。尿酸の値が多い人は1日に2リットル程度の水分補給が理想的です。

 

アルカリ度の高い食品・ビタミンCを多く含む食品を食べる

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説尿酸値が高い人の尿は酸性度が高いので、尿による排出がしにくくなってしまいます。そのためアルカリ度の高い食品を摂取することにより尿をアルカリ性へ近づけることが望ましいです。アルカリ度の高い食べ物とは、ひじき・わかめ・昆布などの海藻類、大豆、ほうれん草・ごぼう・さつまいも・人参などの野菜類です。

 

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説ビタミンCはすでに関節などに蓄積した尿酸を腎臓へ運ぶはたらきがあります。ビタミンCを多く含む食品は、パプリカ・芽キャベツ・ブロッコリー・キウイ・いちご・小松菜などです。しかし、ビタミンCは大量に摂りすぎると腎臓に尿酸が集中してしまうこともあるので、食事からの摂取のみを心がけ、サプリメントなどの大量摂取は控えましょう。

 

生活習慣病予防ともなる食生活を心がける

青汁で痛風対策!選び方から飲み方まで分かりやすく解説痛風はそれだけでも恐ろしい病気ですが、糖尿病や高血圧などの合併症が怖いと言われています。反対に、痛風を発症していない人でも肥満気味・糖尿病・高血圧などの疾患を患っている人は痛風を併発しやすくなります。そうならないためにも痛風予防と同時に生活習慣病予防も大切なのです。生活習慣病の予防としては、脂質・糖分・塩分の少ない食事を心がけましょう。また、主食・主菜・副菜のバランスのとれた食事が大切です。その上で、4であげたアルカリ度の高い食品・ビタミンCを多く含む食品を加えることにより、理想的な食事ができあがります。そのほかにも適度な運動も取り入れましょう。

まとめ

栄養士みき

この記事のまとめ

  • 青汁には痛風に効果的なカリウム・ビタミンA・ビタミンCがバランスよく含まれている
  • さらに明日葉に含まれるカルコン・クマリン、大麦若葉に含まれるカルシウムが痛風対策に効果的
  • 青汁だけでなく、プリン体が少なく野菜の多い食生活を心がける
  • 痛風と生活習慣病は互いに併発しやすいので注意する

 

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